日本学術会議若手アカデミーからのお知らせ

【公開シンポジウム「若手研究者をとりまく評価-調査結果報告と論点整理-」


1.趣旨
 世界的な競争、評価をめぐる問題、キャリアパスに関する課題など、若手研究者をめぐる研究・知識
生産の環境は多くの課題を抱えています。安定的な活動基盤の獲得のために、時にチャレンジングな
研究の回避、あるいは評価指標を過度に気にした活動などの弊害が指摘され、知識生産の可能性を損ね
ていくことが危惧されています。
 日本学術会議若手アカデミーでは、2022年6月から7月にかけて「若手研究者をとりまく評価に関す
る意識調査」を実施し、全国の多くの若手研究者から回答を得ました。本シンポジウムでは意識調査の
結果を報告するとともに、若手研究者をめぐる評価のあり方について幅広い視点から議論し、知識生産を
めぐるより良いエコシステムの形成に向けた論点整理を行います。