第19回研究発表大会のご案内(第三報・最終)
2023年8月4日 19時12分この度、当学会では、第19回研究発表大会を開催することとなりましたので、ここにご案内いたします。
なお、大会プログラムが完成しました。下記のリンクよりダウンロードしてください。
【第19回研究発表大会概要】
- 期日:2023年8月27日(日)10:00〜17:00頃
- 会場:関西学院大学(西宮上ヶ原キャンパス)
- 形態:対面形式で開催
- 大会要旨集:音楽学習学会第19回研究発表大会プログラム0824修正版.pdf
- スケジュール:下記の通り
受付(9:30〜)
開会(10:00〜)
講演 (10:10~12:00)
「太鼓文化の担い手たち―部落史の新たな視座」
講師 太田 恭治 氏(あとりえ西濱 代表)
今回は、日本の音楽文化のひとつである和太鼓、なかでも、その作り手である太鼓職人に目を向けます。太鼓作りの歴史には、定まったものがありません。縄文期、ツボに皮をかぶせたモノがあったとされていますが、文献資料はありません。唯一の手掛かりは太鼓胴の中に刻まれた職人さんの銘と製作年です。胴の中の記録は太鼓の歴史そのものです。
また、太鼓作りの歴史は部落史研究の角度からも整理する必要があります。1970年代に始まった和太鼓演奏ブームを支えたのも部落の太鼓屋でした。
当日は「皮から革へ」「弊牛馬処理権と皮作の伝統」「太鼓の音の正体は?」「和太鼓ブームの仕掛け人」「和太鼓は楽器なのか道具なのか?」などに加え、「太鼓の音はどのように決まるのか?」など、職人さんたちの語りから太鼓の音の魅力についてもお話をいただきます。
講師プロフィール:兵庫県出身。元大阪人権博物館学芸員。現在「あとりえ西濱」代表。
主な著作
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- 「太鼓の胴から見える部落史」『太鼓の履歴書・胴内銘文報告』解放出版社編,2019年:服部英雄編著 地域資料叢書16.
- 「四世鶴屋南北が描いた被差別民」『人権教育研究 24』花園大学人権教育センター,2016年.
- 「一茶が描いた被差別民(1)『かわた・長吏』について」『人権教育研究21』花園大学人権教育センター,2013年.
- 「万歳師嘉四郎の近世」『大阪人権博物館紀要10』大阪人権博物館編,2003年.
- 「戦前における『破戒』映画化の試み」『大阪人権博物館紀要2』大阪人権博物館編,2003年.
など
司会;城 佳世(九州女子大学)
休憩(12:00~13:00)
総会(13:00~13:30)
研究発表(13:45〜17:00頃)
【参加費について】
正会員・非会員一般: ¥3,000,学生・大学院生:¥2,000
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- 当日、受付の際お支払いください。つり銭のないよう,ご協力いただけますと幸いです。
- 非会員の方は,直接,受付でお手続きください。事前の登録は必要ありません。
- 現職にあって大学院に在籍する場合は,正会員・非会員一般の扱いになります。
【附記】
- 研究発表会場Dの座長、門脇先生のご所属に誤りがありました。修正版をアップロードしましたので、8月24日修正版をご確認ください。
- 研究発表C-4につきましては、発表者のご都合により、辞退となりました。