音楽学習学会第15回研究発表大会が,去る2019年8月25日に国立音楽大学において開催されました。
今回の大会には,非常に多くの非会員参加者の出席もあり,企画への関心の高さが感じられました。
今大会の開催にあたり,多大なるご尽力・ご支援をいただきました,会場校の津田正之先生はじめ,国立音楽大学の諸先生方,運営にご協力下さった学生の皆様,および国立音楽大学のご関係の皆様に心より感謝申し上げます。
田中健次世話人より開会の挨拶
午前の全体会は,「音楽科のアイデンティティを検証する —音楽科で育てる「資質・能力」とは何か —」と題して,模擬授業からディスカッションを深めました。
山中文会員(椙山女学園大学)・磯田三津子会員(埼玉大学)をコメンテーターとして,フロアを交え,活発なディスカッションが交わされました。
午後の研究発表では,5会場で26件の研究が発表されました。また,懇親会にもこれまでで最多の出席者がありました。全ての日程が盛会のうちに無事終了しましたことをご報告いたします。
なお,2020年度開催予定の第16回大会は、8月22日、茨城大学 関西学院大学梅田キャンパスにて行われます。
本学会では,来る8月25日(日)に第15回目となります研究発表大会を開催いたします。皆様お誘い合わせの上,ご参加下さい(非会員の方もご参加頂けます)。
音楽学習学会第15回研究発表大会
<スケジュール>受付:9時30分~全体会:10時00分〜「音楽科のアイデンティティを検証する —音楽科で育てる「資質・能力」とは何か —」
音楽科のアイデンティティの検証は,どのような資質・能力を育てるのかと連動する課題である。平成29年告 示の新学習指導要領(以下,29 年版)改訂の基本方針の一つが「育成を目指す資質・能力の明確化」であった。29年版では,汎用的な認知スキルを基盤としたカリキュラム編成を重視する国内外のカリキュラムや研究の 動向を踏まえ,全ての教科等の目標及び内容が,育成を目指す資質・能力の三つの柱(「知識及び技能」, 「思考力,判断力,表現力等」,「学びに向かう力,人間性等」)で再整理された。音楽科においても同様である。 29 年版の告示を機に,資質・能力とその育成に大きな関心が集まっている状況にある。
本企画では,音楽科で育成を目指す資質・能力とは何か,どのように育てるのかについて,津田氏による趣 旨説明,後藤俊哉氏による模擬授業,コメンテーターの山中氏,磯田氏による問題提起,参加者と登壇者のや りとりなどを通して議論を深め,実践的な課題等を明らかにしていくことを目的とする。
- 司会・趣旨説明:津田正之(国立音楽大学)
- 模擬授業:後藤俊哉(横浜市立さわの里小学校)
- コメンテーター:山中文(椙山女学園大学) 磯田三津子(埼玉大学)
総会:13時00分〜(会員のみ)
研究発表:13時40分〜(5会場・26演題が予定されております)
懇親会:17:00〜
<参加費>会員・非会員一般 ¥2,000
学生会員・非会員 ¥1,000(ただし現職者を除く)
懇親会 ¥4,000
<その他>
- 学食は営業しておりません。必要に応じてご用意下さい。
- 非会員の方にはプログラム・要旨集を当日受付にてお渡しいたします。
- 自動車でお越しの際は,教職員・学生・一般用駐車場がご利用頂けます。正門を通らずに、大学敷地外周をまわり,駐車場入り口へお進み下さい。
第15回大会の期日と会場をお知らせ致します。
期日:2019年8月25日(日)
会場:国立音楽大学(東京)
企画詳細等については,間もなくご案内致します。
しばらくお待ち下さい。
音楽学習学会第14回研究発表大会が,去る2018年8月26日に椙山女学園大学(星が丘キャンパス・教育学部棟)において開催されました。
今回の大会には,これまでで最多の研究発表と,過去最多の出席者があり,成功裡に終了することができました。ご出席の会員相互の学術交流が活発になされましたことをここにご報告いたします。
なお,今大会の開催にあたり,多大なるご尽力・ご支援をいただきました,会場校の山中文先生・学生の皆様,および椙山女学園大学のご関係の皆様に心より感謝申し上げます。
シンポジウム「人がつながる出来事としての音楽体験ー商業音楽と学校音楽の違いを通して考えるー」
話題提供する油井誠志会員(エイベックス・エンタテインメント株式会社)
油井会員の話題提供を軸に指定討論者の小池順子会員(司会・千葉経済大学)、竹内貞一会員(東京未来大学)とともに討論。
シンポジウムではフロアの出席者の多くの方々と意見交換がなされました。
午後は、5会場で27演題が発表されました。懇親会も多数の参加をいただき、盛会のうちに終了いたしました。
来年度(2019)の第15回研究発表大会は、8月25日(日)に、国立音楽大学(東京)で開催されます。